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マンションの植栽撤去は可能?費用・手続き・注意点を解説

マンションの植栽は、必要な手続きと現地確認を行えば撤去できる場合があります。ただし、共用の庭木を住民個人の判断で切ったり、管理費を減らす目的だけで一斉に撤去したりするのは避けましょう。管理組合の意思決定に加え、自治体の緑化に関する条件や、撤去後の使い方まで確認する必要があります。

この記事では、分譲マンションの管理会社・管理組合向けに、植栽撤去の費用、進め方、施工前の注意点を解説します。賃貸マンションは所有者・管理会社への確認が基本です。

マンションの植栽は撤去できる?最初に確認したいこと

マンションの植栽を確認する住民と造園業者のイメージ

共用の植栽は管理組合で判断する

共用敷地の樹木は、多くの住民が利用する住環境の一部です。「落ち葉が多い」「枝で見通しが悪い」といった困り事があっても、まず管理会社や理事会に相談します。専用庭も、専有部分とは限りません。使用細則や管理規約で植栽の管理範囲を確かめてください。

撤去を検討しやすいのは、枯損や倒木のおそれ、通行の支障、設備への干渉などがある場合です。ただし、樹木の状態を見ずに危険性を断定することはできません。写真・位置図・発生している支障をまとめ、造園業者の現地確認を受けると判断材料がそろいます。

「伐採」と「抜根」では残るものが違う

伐採は幹を切る作業で、通常は地中に根や切り株が残ります。抜根は根株を掘り取る作業です。「植栽撤去」という見積項目だけでは、どちらまで含むか分かりません。樹種によっては切り株から芽が出ることもあるため、根を残す場合の管理も確認しましょう。

撤去後に植え替えるのか、通路にするのかでも必要な施工は変わります。最初に完成後の状態を決めることが、追加費用の予防につながります。

マンションの植栽撤去にかかる費用と見積もりの見方

植栽撤去の見積もりを相談するイメージ

料金例は作業条件とセットで確認する

植栽撤去の総額は、本数だけでなく高さ・幹の太さ・根の広がり・搬出経路で変わります。公開料金をもとにした参考例(当社調べ)では、高さ3~5mの伐採が1本20,400円、同区分の幹の回収が8,500円です。両項目を合計すると28,900円(税込)ですが、抜根や整地まで含む金額ではありません。

この参考例は、特殊伐採などを除く条件付きの最低価格で、周辺環境により変動します。個別の公開料金を調べたものであり、全国相場や蒼灯園の提供料金を示すものではありません。実際の費用は現地の条件を確認したうえでお見積もりします。

見積書では作業・処分・復旧を分ける

次の項目が含まれているかを確認すると、複数社の見積もりを同じ条件で比べやすくなります。スマートフォンでは表を横にスクロールできます。

費用項目内容確認するポイント
伐採・抜根幹や枝を切る/根株を掘り取る対象本数・寸法・根を残す範囲
搬出・処分枝葉・幹・根株を運び出す処分費と運搬費の有無
重機・安全対策重機、高所作業車、養生など車両進入の可否・誘導員
撤去後の復旧埋め戻し、整地、植え替えなど仕上げ・排水・補修の範囲
諸経費・追加作業現場管理や想定外の作業税込総額・追加時の承認方法

重機が入らない中庭、建物や電線に近い高木、搬出距離が長い現場では作業の手間が増えます。費用を抑えるには、単価の安さだけで選ばず、撤去範囲を絞る、定期管理と同時に実施できるか相談するなど、工事全体で比較することが大切です。

植栽撤去を進める手続き|管理会社・管理組合の確認事項

植栽撤去について話し合う管理組合のイメージ

1.対象と理由を図面・写真で整理する

撤去候補の木に番号を付け、位置・本数・困り事を記録します。住民の要望だけでなく、日当たり、目隠し、景観など、その木が果たしている役割も整理しましょう。剪定で対応する案と撤去する案を用意すると、比較しやすくなります。

2.管理規約と自治体の条件を確認する

理事会で対応できるか、総会での決議が必要かは、規約・予算・工事の内容によって検討が必要です。通常の維持管理と、敷地や附属施設の形状・効用を大きく変える工事では、手続きが異なる場合があります。「木1本だから理事会だけでよい」と決めつけないでください。

国土交通省のマンション標準管理規約はひな型です。各マンションの規約と現行法に照らして確認し、判断が難しい場合はマンション管理士や弁護士などに相談します。2026年4月施行の改正区分所有法も踏まえ、古い決議要件をそのまま使わないよう注意しましょう。

緑化率の基準、建築時の緑化計画、緑地協定、保存樹木などの制限も確認対象です。例えば横浜市は、緑化に関する制度の対象となる敷地について変更時の考え方を案内しています。全国で同じ条件とは限らないため、図面を用意して所在地の自治体窓口に確認してください。

3.費用と完成形を共有し、決定後に発注する

見積書には撤去範囲、抜根の有無、復旧方法、工期を明記してもらいます。必要な承認を経て議事録に残し、工事前に住民へ日時・騒音・通行制限・駐車車両の移動を案内しましょう。完了時は写真と現地で仕上がりを確認し、管理記録として保存します。

施工前に押さえたい植栽撤去の注意点

伐採後に切り株が残った植栽スペースのイメージ

地中の配管や周囲の構造物を傷めない

抜根では、給排水管、電気配線、散水設備、塀の基礎などとの位置関係が重要です。竣工図だけでは現況が分からないこともあるため、図面と現地を照合して方法を決めます。隣接する樹木の根への影響も確認し、無理に引き抜く工法を前提にしないことが大切です。

撤去後の地面・目隠し・防草まで計画する

根株を抜いた穴は埋め戻しが必要です。地盤の沈下や水たまりを防ぐ仕上げ、土の流出対策、雑草管理まで見積範囲に入れましょう。砂利や舗装に変える場合も、緑化の条件に適合するかを確認します。

植栽をなくすと、道路から室内が見えやすくなったり、日差しを遮るものが減ったりする場合があります。低層階や隣接住戸への影響を事前に聞き取り、必要なら低木への更新などを検討してください。

共用部の安全確保を優先する

高所作業、チェーンソーを使う伐採、大きな根株の掘り取りは専門業者に相談しましょう。居住者や車両が通る場所では作業区画の分離も必要です。倒木のおそれなど緊急性があるときは、人を近づけない措置を取り、速やかに管理会社へ連絡します。

全部撤去する前に、剪定・部分撤去・植え替えも比較する

樹木を残して整えたマンションの植栽のイメージ

落ち葉や枝の広がりが悩みなら、剪定時期や頻度の見直しで改善できることがあります。混み合った部分だけの撤去、成長後の大きさに合った樹種への更新も選択肢です。撤去費だけでなく、今後の剪定・清掃・防草にかかる負担を合わせて比べましょう。

蒼灯園では、倉敷市日吉町のマンションで樹木の剪定・伐採を行った施工実績を公開しています。実際の作業内容は事例ページでご確認いただけます。

よくある質問:撤去費は誰が負担しますか?

共用植栽の工事は、管理組合の事業・予算として検討します。管理費か修繕積立金かなどの支出区分は、規約や工事の性質を確認して決める必要があります。希望した住民が当然に全額負担する、修繕積立金を必ず使える、と一律にはいえません。

よくある質問:根を残しても大丈夫ですか?

配管への影響や工事費を考慮し、根株を残す選択肢もあります。ただし、再び芽が出る可能性、切り株でつまずく危険、将来の植え替えへの支障を確認し、残す範囲と管理方法を業者と共有してください。

管理方法を見直したい方は、マンション植栽の自主管理の注意点、住民からの相談対応には植栽トラブルの事例と対策も参考にしてください。

マンションの植栽撤去は、「何を解決したいか」「どこまで撤去するか」「撤去後をどう保つか」をそろえて検討することが重要です。倉敷市周辺で剪定・伐採をご検討の管理会社・管理組合様は、蒼灯園へご相談ください。施工場所とご希望を伺い、対応可否を確認します。

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